SEOを意識した記事のキーワード選定方法【1万のキーワードが見つかる】
テーマは決めたけどどんな記事を作ればいいんだろう?
キーワードはどうやって見つければいいの?
アクセスを増やせる記事を書きたい!
そんな疑問に答えるべく、SEOを意識した記事のキーワード選定方法を説明します。
私はテイクと言います。2020年2月にブログを始めてなんだかんだで9ヶ月経ちました。
この記事作成時点の当サイトの月間アクセス数は13,000PVです。
この記事で説明した方法で記事を作っています。
13,000PVは人によっては少ないと感じるかもしれませんが、月に13,000回役に立っていると思うとすごくないですか?
本業ではホームページ制作を9年ほどやっており、もちろんSEOの知識もあります。
本業の知識と副業で実践した内容や結果を交えてお話ししたいと思います。
SEOと検索キーワード
むやみに記事を作ってもアクセスされなければ意味がありません。きちんとSEOのことを考えながら記事を書く必要があります。
SEOを意識しアクセスを増やすにはキーワードの選定が不可欠です。
ユーザーはネットで情報を探すとき検索窓にキーワードを打ち込みます。当然あなたも日々検索していますよね。
このキーワードとあなたのサイトの記事が一致していると読まれるというわけです。
自分の提供できる内容はどんなキーワードで検索されるか、あるいは逆にこういうキーワードで検索する人に自分はどんな価値を提供できるか考えることが記事を作成するために重要です。
ここでまずキーワードの用語について解説します。
ビックキーワード
「SEO」のように1語だけの検索キーワードを指します。
- 検索数が非常に多い
- 上位表示できれば多大なアクセスを見込める
- 上位表示は非常に難しい
- 概要を知りたいだけでコンバージョン率は低い傾向にある
初心者は狙うべきではありません。
ミドルキーワードで上位表示できるようなら狙ってもいいかもしれません。
ミドルキーワード
「SEO 基礎」のように2語の検索キーワードを指します。
- 検索数が多い
- 上位表示できれば大きなアクセスを見込める
- 上位表示は難しい
- コンバージョン率はそこそこ
2語もだいぶ難しいです。初心者が狙ってもなかなか難しいでしょう。
スモールキーワードで上位表示できたら狙っていきましょう。
スモールキーワード
「SEO アクセス 基礎」のように3語(以上)の検索キーワードを指します。
- 検索数が少ない
- 上位表示できればある程度アクセスを見込める
- 上位表示は比較的簡単
- コンバージョン率は高め
初心者はこのスモールキーワードを狙っていきましょう。
スモールキーワードを狙っていたらミドルキーワードでヒットしたり、複数のキーワードでヒットするということもあります。
キーワードによっては収益化も見込めます。
ロングテールSEO
ロングテールSEOとはスモールキーワードを複数狙うことで合計すると大量のアクセスとなるSEOです。
スモールキーワード単体の検索数は少ないですが、キーワードの組み合わせ(3語以上)が多いため、スモールキーワード自体は非常にたくさんあります。
スモールキーワードでたくさんアクセスを集めることでサイト全体のアクセスを増やすことも非常に重要です。
基本的にはこの「ロングテールSEO」を実施していきましょう。
CSSやhtmlの基本をしっかり理解すると、この記事の内容もより理解できるようになりますよ。
↓CSSやhtmlを楽しく学べるようにマンガを描きましたのでゼヒご覧ください↓
↑「副業してもう少し稼ぎたい!」というかたのために副業の方法も解説しています。
狙いたいキーワード
キーワードもなんでもいいわけではありません。「自分が書けるキーワード」の他にも狙っていきたいキーワードがあります。
収益化しやすいキーワード
「オススメ」「ランキング」「比較」「評判」「申し込み方法」など買うことをほぼ決めていてあとは商品を選んでいる、入手方法を確認しているというときに検索するワードです。
これらからアクセスされるとコンバージョン率が高く収益化しやすい傾向にあります。
ただし、同時に競合も多く上位表示は難しいキーワードでもあります。
需要のあるキーワード
だれも見向きもしないキーワードは検索数が少なくアクセスも見込めません。
「ポケモン赤緑」より「ポケモン剣盾」のほうが需要ありますよね?
トレンドを見越すのも重要です。
誰も手を付けていないキーワード
初心者は競合がいない領域を責めるのがセオリーです。
とはいえ、競合がいない領域を見つけるのは非常に難しいです。
競合がいなくても需要がなければアクセスもありません。
これから来る情報は当然誰も手をつけていません。もしかしたら誰も手に付けていないキーワードは未来にしかないかもしれません。
あるいは特定のワードと特定のワードを組み合わせることで競合がいない領域を見つけられるかもしれません。
これも需要がない場合もありますが…。
競合がないけど需要がある領域を見つけるのは簡単ではありません。
しかしFacebookもAmazonも競合がないけど需要がある領域に挑戦したことで大きな利益を上げることができたのでした。
競合がないけど需要がある領域を見つけ、挑戦していきましょう。
ちなみに私は「ホームページ作成」×「マンガ」という領域を作ってみましたが…
結果はもうしばらく様子見という状態です。
キーワード選定方法
テーマが決まったら記事を書いていきます。記事はキーワードを一致させることが大事だと言いました。
ではそのキーワードはどうやって探せばいいでしょうか。
テーマに関連するワードをたくさん抜き出す
テーマの関連ワードをたくさん書きましょう。
このときやみくもに書くよりマインドマップを利用することをオススメします。
ツールはなんでもいいですが、私が使っているのはこちらのフリーソフトです。
Aを思いついたら今度はAに関連するワードを複数考えます。
思いついたA'についてさらに関連するワードを複数考える、というものです。
これによりワードを効率的にたくさん生み出すことができます。
Google検索のサジェストで確認する
さて、たくさんのワードが出てきたかと思います。
ただしこの状態では「1語」のキーワードなのでビックキーワードです。ビックキーワードは狙うべきではないとお話ししましたね。
これをスモールキーワードまで落とし込みます。
想像で3語にしてもいいですが、それが実際はまったく検索されないキーワードだと悲惨です。せっかく書いた記事が見向きもされないのですから。
検索されているキーワードを探すにはその文字をGoogle検索します。
そして1番下までスクロールすると関連キーワードが表示されます。
例えば「SEO」で検索すると以下のよう表示されます。
この時点で「2語」のミドルキーワードが見つかりました。
2語じゃないものもありますが、「SEO」に関連したよく検索されるキーワードがわかります。
また、順番も重要で左上が1番検索数が多く次がその下、5番目の次は右上で右下が一番少ない(10番目の)検索数のキーワードです。
これをさらにクリックすると関連したキーワードをさらに探すことができます。
これを繰り返していくと3語のスモールキーワードが見つかります。
このあたりから狙ってみてもいいでしょう。
または、キーワードのあとにスペースを押してから文字を入力すると候補文字が表示されますよね。これも検索需要のあるキーワードです。
だからといって「あ」「い」「う」…と全部打っていたのでは効率が悪すぎていつまで経っても記事が書けません。
これを効率的に調べてくれるキーワードツールがあります。
検索キーワード調査ツール「ラッコキーワード」
ラッコキーワードはそのキーワードのあとに「あ」「い」「う」…と全部打った場合の検索キーワードを一括で調査できるツールです。
上記は「SEO」と打った場合の結果です。右のスクロールバーを見ればわかるかと思いますが、非常に多くの検索結果が表示されます。
「あ~ん」はもちろん、「が~ぽ」の濁点・半濁点、「a~z」のアルファベット、「0~9」の数字まで網羅しています。
それぞれ最大10個のキーワードを表示しているので最大1140キーワードが見つかります。実際は重複しているのでもう少し減りますが。
右上に「全キーワードコピー(重複除去)」があります。
これをクリックし、メモ帳などに貼り付けると全キーワードが取得できます。
ちなみに「SEO」で重複を除去すると892キーワードでした。
画面上部に「892HIT」と書いているのでこれでわかります。
これでまずは「2語」のキーワードを1000近く見つけることができます。
キーワードの横にあるアイコンをクリックすると「3語」のキーワードを見つけることができます。
上記は「SEO キーワード」のアイコンをクリックしたものです。
一つのワードにつき、さすがに10個もなく、111HITとなります。
「SEO キーワード」は「き」の中で一番検索数が多いワードです。
10番目のキーワードは「SEO 基礎」ですが、4HITとなっています。
4HITしかないのはあまり検索されていないからです。
このことからも狙うなら上位に表示されているキーワードであることがわかります。
このようにラッコキーワードを使うと1つのワードから1万前後のスモールキーワードを生み出せるわけです。
実際1万の記事を書くのは無理なので、もう少し絞り込んでいきます。
まずサジェストの6番目以下は優先度を下げていいと思います。
次に実際に検索してみましょう。
アイコンをクリックすると検索結果を確認できます。
上位10位の記事を確認しましょう。
10位以内の記事すべてがそのキーワードに対して完璧な回答をしている場合はそのキーワードについて記事を書く優先度を下げましょう。
10位以内の記事にそのキーワードに対してちゃんと答えられていない場合や、もっとわかりやすく書ける場合、新しい情報・価値を提供できる場合は優先度的に書きましょう。
「新しい情報なんかねぇよ」とあきらめないでください。
あなたの体験したことは十分価値のある新しい情報です。
似たようなページになってもあなたの体験や考えを追加して差別化を図りましょう。
この「ラッコキーワード」を駆使して書けるキーワードをどんどんピックアップしてください。
注意点として1日20回までしか使えません。
それ以上使うには無料登録が必要です。
周辺語・連想語機能
検索したキーワードに関する言葉を自動でピックアップしてくれる機能です。
検索した後に左のメニューから「周辺語・連想語を見る」をクリックすると使えます。
表示されるワードはAIのようです。現時点では実装されたばかりですが、回数を重ねるにつれ制度が増していくことでしょう。
これでキーワード探しがさらに楽になりますね。
検索数の調査は難しい
「検索数が多い・少ない」とアバウトな発言をしました。「数値を正確に調べる方法ないんかい!」と思うことでしょう。
結論から言うと「ない」です。
検索数を調べるツールはあるのですがあまり使えません。
ツール1:Googleキーワードプランナー
GoogleキーワードプランナーはGoogleに広告を掲載する方へどんなキーワードに対して広告を掲載するか調査するツールです。
昔はこれで検索数がわかったのですが、今では「100~10」「1000~100」のように桁数レベルでしかわからず調査のし甲斐がありません。
広告を出せば正確な数値がわかるようですが、今は低コストでブログを運営することを前提としているので広告を出すのは却下です。
しかも初心者におススメしたスモールキーワードでは「10~0」と絶望的な数値をたたきつけてきます。
ただし、実際のところはもっと検索されていることもあります。
以下は「css 画像 3つ 横並び」のキーワードの検索数をGoogleキーワードプランナーで調べた結果です。「0~10」と表示されます。
そして以下はGoogleサーチコンソールでの過去28日間の結果です。
1位を取っているので表示回数=検索回数と言えるはずです。よって実際の検索回数は96回です。
スモールキーワードについては正確な情報を持っていないのかもしれません。
ツール2:Ubersuggest
Googleキーワードプランナーが使えなくなってから救世主のようにあらわれたのがUbersuggestです。
キーワードに対して検索数がわかります。
ただし、今では月額制になったらしく、無料の場合5回までしか使えません。
しかも日本語がむちゃくちゃで訳が分かりません。
そのうえスモールキーワードについては検索数ほぼ「0」と表示されます。
最初はスモールキーワードの記事を量産
ということで、検索数調査ツールが使えない以上、どんどん記事を作るしかありません。
書けそうなキーワードをたくさんピックアップしたかと思います。
SEOの観点に気を付けながら記事を書いていきましょう。
ラッコキーワードの時点で確認したかとは思いますが、改めて確認して自分の記事に足りない情報はないか、新たに提供できる価値はないか考えながら書いていきましょう。
書き終わったらキーワードがぶれていないか、わかりやすいか見直しましょう。
よければ公開です。
最初は完璧でなくていいです。
次の記事で解説しますが、後から計測し効果がありそうなら改善すればいいのです。
まとめ
- ブログのテーマは自分の得意分野・好きな分野をテーマにする。
- キーワードは3語のスモールキーワードを狙っていく。
- キーワードは「ラッコキーワード」を使って探す。
- あとはひたすら記事を作る。
以上、SEOを意識した記事のキーワード選定方法でした。
「この記事の内容がよくわからなかった…」「なんかうまくいかなかった…」というかたは下記記事↓でhtmlとCSSの基本を学びましょう。
わからないまま突き進むより基本を学ぶのが結局近道です。